ゲーム中毒だった僕が、海外進学と起業の二足のわらじを履いた理由

CASE
実績

  • 参加者事例
  • 武蔵野大学附属高等学校、濱田茂音さん

ゲーム中毒だった僕が、海外進学と起業の二足のわらじを履いた理由

INTRODUCTION記事紹介

中学時代はゲームに熱中していた濱田茂音さん。しかし、高校での学びや仲間との出会いをきっかけに、世界を巡る「ギャップイヤー」やインターン活動を経験し、さらには教育系クリエイティブ企業「Edukuri株式会社」を立ち上げるまでに成長しました。海外進学と起業という二足のわらじを履くことになった背景には、どのような原体験があったのでしょうか。今回は、濱田さんが歩んできた挑戦のプロセスと、その原動力について伺いました。

PROGRAMS
プログラム

2020年〜現在
PBLインターナショナルコース@武蔵野大学附属高等学校

本プログラムは、「予測困難な時代に、自ら考え行動し、新たな価値を創り出す力」を育むことを目的とした、2年間にわたるアントレプレナーシップ講座です。 基礎編では、身近な課題を題材にアイデア創造やプロトタイプづくりを行い、アントレプレナーとしてのマインドセットを養います。応用編では、学校や地域社会の課題に実際に取り組み、試作品を形にし、外部大会や他校との交流を通じて社会に発信します。さらに飛翔編では、自らの経験を棚卸しし、外部の起業家や大学生との対話を通じて「自分はどんな人生を描きたいか」を言語化し、次のステージに向けたライフデザインを行います。 単に知識を学ぶだけでなく、仲間との協働や実践を重ねることで、自分や地域(ローカル)を世界(グローバル)の視点でとらえ、未来を切り拓くリーダーへと成長することを目指すプログラムです。

本日はよろしくお願いします!まずは簡単に自己紹介をお願いします。

はい。濱田茂音と言います。今年(2025年)の8月からアメリカの大学に通う予定ですが、高校を卒業したのは一昨年。卒業から2年間は「ギャップイヤー」という形で、世界を放浪したり、タクトピアでインターンをしたりしてきました。2024年4月には「Edukuri株式会社」という教育系クリエイティブ企業を立ち上げて、今は主に映像制作を行っています。今の企業では、高校生と一緒に学校のPR動画をつくったり、タクトピアさんのプログラムの様子を撮ったり。2024年は27本の動画を制作しました。


今回の濱田さんの「原体験」を深掘りしていきたいと思います。海外大学への進学、ギャップイヤーの選択、起業……。濱田さんの経歴を聞くと、海外志向が強いというか、かなりアグレッシブな人なのかなという印象を受けますが、元々そんな学生だったんですか?

いや、タクトピアに出会うまではまったくそんなことはなかったです。実は僕、中学時代はゲーム中毒で、学校がめっちゃ嫌いだったんです。1日に16時間くらいFPSゲーム(※)をしていることもあって、親が治療施設に入れるか迷うくらいの状況でした。


※FPSゲーム:ファーストパーソン・シューティングゲーム。キャラクター視点でプレイできる、臨場感が魅力のゲームで、人気の高いジャンル。


そんなゲーム中毒だったもねさんが、タクトピアに出会った経緯を教えてください。

中3のときに母がたまたま母校の武蔵野大学高校のパンフレットを見つけてくれて。「女子校が共学化するタイミングです。大きな改革を行います」みたいな内容が気になったので、なんとなく説明会に行ってみたんです。


そこで、関西弁バリバリの校長先生が「インターナショナルスクールっぽくします」「高校2年ではボストンに行けます」なんて話をされていて、これはおもしろそうだなと惹かれました。女子校に入れるっていう学園ドラマ的な魅力もちょっとありましたけど(笑)。


それで、高校に入学して、週4時間くらいだったかな。高1からタクトピアの授業を受けることができました。


一度ゲームにのめり込んでしまうと、そこから抜け出すのには相当なエネルギーが必要だったと思います。

そうですね。僕も高校に入ってからもゲームは続けてたんですけど……。タクトピアの授業って、普通の学校の授業みたいに「黒板写して終わり」じゃなくて、そのもあるようなスタイルなんです。だから、放課後もチームでちょっと残って活動したりすることがよくあって。そうしているうちに、僕の中で自然とゲームとの優先順位が逆転していった感じでした。授業は、「アントレプレナーシップ」といって、起業家精神を養うことを目的にした授業です。共通の課題意識を持った仲間とチームを組んで、一緒にビジネスアイデアをつくり、最終的には発表を行う、という流れでした。


「アントレプレナーシップ」や「課題意識」とかって、高校生からするとちょっとピンとこない言葉に思えます。タクトピアの授業は、そんな取っ付きにくさはなかったんですか?

たしかに「起業家精神」と聞くとちょっとお堅いというか、いわゆる「意識高い系」のように感じるかもしれません。でもタクトピアは、すごく身近に入口をつくってくれていたんです。まず、「ラブ&ヘイト」をキーワードにして、「自分の好き嫌いってなんだろう」と自分自身を深掘りしていくところからプログラムが始まります。チーム活動も、「僕は満員電車が嫌いだな」「トイレが見つかんないと困るよね」みたいな身近な課題をたくさん出していくところからスタートする。そこからみんなで解決のアイデアを考えていくんです。


そうは言っても、実際にアイデアがまとまったり結果が出たりして、「このプログラム、楽しい!」と思えるようになるまでには、かなり時間がかかったんじゃないですか?

僕はむしろ、上手くいかなかったからこそ、アントレにハマったような気がします。前提としてタクトピアの授業自体がめっちゃおもしろかったというのはあります。60人くらいで授業を受けていたんですが、ほんとにみんなの目が輝いてるんですよ。たとえば普段は授業中にもiPadをいじっていて、あまり勉強してない子も、タクトピアの授業ではチームの話し合いに積極的に参加していたり。授業全体を通して、全員が盛り上がれるような場作りが上手くなされていたと思います。


そのうえで、めちゃくちゃ頑張って成果を出して、輝いているチームもあるのに、自分は思うようにいかなかったら、やっぱり悔しいじゃないですか。「もっとできたんじゃないか」「惜しいところがあったな」という思いがあったからこそ、僕はよりこの活動にのめり込んでいったんだと思います。


タクトピアの授業を受けたあと、海外の大学に進学を決めたのは、どんな理由があったんですか?

一番大きな理由は、アントレプレナーシップをもっと学んでみたいと思ったことでした。日本にも少しだけアントレプレナーシップを学べる学部はあるんですけど、アメリカのほうが設置校も多く、内容も進んでいるんです。大学の中にアントレプレナーシップセンター(※)が設置されているところも多くあります。僕は高校3年の4月に、アメリカの大学に行こうと決めて、そこから勉強を始めました。


※アントレプレナーシップのセミナーやプログラムを提供したり、実際に起業活動の支援を行う機関


もともと、僕は勉強が全然好きじゃなかったんです。でも、タクトピアでのアントレプレナーシップでの学びをきっかけに、自分自身を強くモチベートできた。アメリカの大学に進学しようと決めてからは、嫌いだった勉強も、自分から自然と頑張るようになったんです。中学までは、自分の中で「何のために勉強しているのか」って目的が掴めないまま、とりあえず暗記して……という感じだったんですよね。


でもタクトピアは、スタート時点でしっかり「みなさんが自分自身でタクトを振って人生を歩んでいけるように」と大きな目的を共有してくれました。なにより、自分が手を止めていたら進まない授業なんですよ。自分で目的をつくったり、自分でゴールを決めたりして、そこに向けて自分で進めていくのがタクトピアの学び。僕たちが学ぶ環境は作ってくれるし、悩んだときには頼れるんだけど、タクトピア側は僕らの活動に干渉しすぎないんです。そうやってある程度自由に進められるところが、楽しさややりがいにつながっていた気がします。


最後に、このインタビューを読んでいる学生さんやその親御さんへ向けて、メッセージをお願いします。

僕は中学時代、勉強も学校も全然頑張れずにくすぶっていました。でも今になって、「あのときの経験が生きているな」って思うことがたくさんあるんです。なので、親御さんは心配しすぎたり抑圧しすぎずに、お子さんを見守ってあげてほしいなと思います。僕がタクトピアに出会って、それまでの負の経験がひっくり返ったように、いつか、どこかのタイミングで変わることがあると思うので。


学生のみなさんには、そんな出会いのために、「いろんな人と会う」ってことだけは意識していってほしいなと思います。


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