最先端の教育を受け、届けたい。

CASE
実績

  • 参加者事例
  • 千葉県立東葛飾中学・高等学校 長谷波漣さん

最先端の教育を受け、届けたい。

INTRODUCTION記事紹介

漣くんがタクトピアと出会ったのは、通っていた中学校での海外研修プログラムでした。世界の誰もが予想しなかった勢いで新型ウイルスの感染が拡大し、6回の事前研修を受講したものの、海外研修には行けなくなってしまいました。そんな困難な中でも学びを止めず、「CHATOPIA!(オンライン配信プログラム)」・「LinguaHackers(英語学習プログラム)」とタクトピアのプログラムにどんどん参加してくれている漣くんに、タクトピアとの出会いから現在の学び、将来の展望までをたっぷり聞きました!

PROGRAMS
プログラム

2019年
東葛飾中学校 アントレプレナーシップ海外研修@アメリカ

チームで世の中にインパクトを与える問題を設定し、その解決を実現するアイデア創造を行い、世界へのアイデア発信に挑戦するプログラムです。約半年に及ぶ事前研修後に、ロサンゼルスでの最終発表に望みます。

2020年
オンライン配信プログラムCHATOPIA!

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タクトピアのラーニングデザイナーが、ラジオ番組のように様々なテーマでトークを繰り広げる全国中高生向けオンライン配信プログラムです。視野や視点を広げられる話を展開しています。

2020年
放課後インターナショナルLinguaHackers

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世界最大教育系出版社ピアソンが選んだアジアNo.1英語教師嶋津幸樹監修の特別プログラムです。英語4技能だけでなく、世界に羽ばたくために必要なグローカル3技能を鍛えられます。

タクトピアとの最初の出会いは中学3年次での海外研修のための事前研修だったんですよね。 初めてタクトピアのメンバーが学校に来たときの印象はどんな感じでしたか?

「なんだこの人たち」でしたね(笑)。そもそも事前研修がどんなものかというイメージがなかったので、事前研修があると聞いて「まあある程度準備はするよね」という気持ちで参加すると、急に外部の会社の人たちが来て「なんだこの人たちは」と思いました。自分たちの学校は、新しい出会いに耐性がある集団だと思っていましたが、そうさん、しんやさん(タクトピアの担当者)がこれまでにない雰囲気で、勢いよくフレンドリーに話しかけてくる様子に驚きました。


そんな第一印象から始まった事前研修のプログラム(海外研修にむけた課題設定等)はどんなものでしたか?

海外研修は、担当の英語の先生が「これは3年間英語を勉強してきたご褒美の研修だ」と中学1年の時からずっと言っていました。「毎日勉強してれば、毎日頑張った分だけその最後の研修が素晴らしいものになるから」と。先生は多分、最終的に海外で実際に使える英語を学ばせるのだという心づもりがあったのだなと、振り返ると思います。


そういうこともあり、事前研修の最初は驚いていましたが、すぐに内容をすんなり受け入れられましたね。中学2年の1年間で、総合の時間で学校の先生と日本語での探究活動をしていたため、事前研修を受けた時に次は英語を使って探究活動をやるのかな?と思いました。


ただ、中学2年の活動と比べると、事前研修でそれまでに考えたアイデアの発表をした後のタクトピアの人たちのフィードバックがすごく面白かったです。タクトピアの人たちは、それぞれ多種多様なことを言ってくれるのですよね。その視点の多さに驚いたというか。新しい教育の会社として活動をしているので、色んな視点からのフィードバックをもらえるのだなと思いました。特に自分では特段意識していなかった部分にも、「いいね」と言われると、「あ、そこ良かったのか」って気がつくことも出来ました。


そんな事前研修を全て終了したものの、結局、本番の海外研修にはコロナの影響で行けなか ったのですよね。これじゃ何も意味がなかった、というような失望感はありましたか?

何も意味がなかったとは全然思わなくて、事前研修でたくさんのフィードバックを受けて視点は確実に増えたと思います。特に印象深かったのは、事前研修の最後にゆうさん(タクトピア代表)の前で発表した時のことです。「学校の学習システムを変えたい」「生徒がより楽しく勉強に取り組めるものを作りたい」というテーマで発表した時に、ゆうさんから「生徒側の視点だけじゃなくて、実際に学校という組織に導入することを考えるなら、実際にそのシステムを使う先生のことも考えたらもっと面白い。」というフィードバックをもらいました。「実際に製品にすることを考えたら、やっぱり実際に使う人とか関わる人のことも考えないといけないのだな」と気付かされました。学校という題材だったので、かなり自分ごとになっていたことで、「自分たちとしてはこうなって欲しい」という思いが強くなり、実際に使う先生やその周囲の人への点が欠けていました。一緒に発表したチームの中でも、その視点は出てきていませんでした。


「視点が増える」ことで日常生活に変化があったりはしました?

ちょっとした日常のこととかでも変わりましたね。例えば、一つの映画を見て、仮にそれが「愛犬物語」だとして、単純に「犬、可愛いな〜」と思ったとして、「じゃあ自分の身の回りでこういう風に大切な思うことや物ってなんだろう?」とか、ちょっと「深める」癖がつきました。

何か1つの情報を得た時に、それを自分の身近な事、知っている事とどれだけ結びつけられるかが僕は大事だと思っています。そういうことをできるようになるのは素晴らしいと思うんですよ。最終的にビジネスとかもそうじゃないですか。「一つのことを極めろ」ってよく言われますけど、「一つのこと」だけだともう誰かがやっていると思っています。だから、その分野で何か新しいことをしようと思ったら、最低2つ以上の視点は必要だと思うんです。何か絡めてやらないと既存のものに勝てないし、2つ以上のことを絡められたらいくらでも新しいもの生み出せると思っています。だからこそ、多角的に物事を見られることはチャンスが増えると思っています。


事前研修だけでも意外と得たものは大きかったんですね。 海外研修には行けないことになってしまいましたが、そんな時にタクトピアが新たに始めた 中高生向け無料番組CHATOPIA!にもすぐ参加してくれましたね。

そうですね、その時期に結構タクトピアについて色々調べていて。というのも、事前研修の最後に6人くらいのスタッフさんがばーっとたくさん来てくれ、色んな面白い人がいる会社なんだなって感じました。それで興味持って調べていて。自分の母も、「これどう?」とタクトピアの他のプログラムを見つけてきてくれていたので、その中でCHATOPIA!のことも知りました。


CHATOPIA!は実際参加してみてどうでしたか?

いや、CHATOPIA!は本当に、すごい面白いですよ。そもそもその研修の時から視点増やしたいなって思って見始めたので、毎回違う企画テーマで番組をやってくれていたり、担当する人によって違う切り口で話してくれたり。興味を持っていたタクトピアの社員さんたちのことを「こんな人なんだ」と新しい側面を知れたっていうのがとにかく面白かったです。


さらにその後、タクトピアの英語学習プログラム「LinguaHackers」の受講も始めた漣くん。こちらも同じような経緯で見つけたんでしょうか?

学校でタクトピア研修を受けて、その活動を経て海外進学への興味が湧いてきて、そのために英語を学ぼうという気持ちにもなっていたんです。しかし、そこで新型コロナの影響がきて、海外研修とか留学みたいなものがどんどん出来なくなって、「海外には行けないかも、これはなにかしないとヤバイぞ!」と思いました。そして、自分から何か動いて探そうとなった時に、やっぱりタクトピアの名前が真っ先に浮かんで、ホームページとか見ていたら個人で参加できる英語学習のプログラムがあるということがわかりました。それでとりあえず親に相談して、自分で申し込みフォームで無料体験に申し込みをしました。


いわゆる「英会話教室」でも「学習塾」でもない形態のプログラムですが、どういう授業なんだろうっていう期待や不安はありませんでしたか?オンラインでの対話型授業への抵抗とかは?

もうそれはタクトピアの研修も受けたことがあって信頼があったし、春休みにCHATOPIA!にもよく参加していて、だいたいこういう感じだろうっていうのはあったので、まあ面白いだろうな、というくらいで抵抗はありませんでした。無料体験だし、という感じで気軽に受けてみました(笑)。また、僕の場合は、学校の英語授業が常に英語で発言をし、ディスカッションするようなアクティブに参加する授業スタイルだったので、そういうスタイル自体には抵抗はなかったんですよね。学校の授業とLinguaHackersの対話型の部分は同じで、LinguaHackersの場合はそれがオンラインになるんだなという印象でした。


すごく素敵な学校の英語授業ですね!そんな中でも学校の授業とリンガハッカーズの授業とで違いはありましたか?

やっぱり学校の授業は、学校という場だけあってディスカッションとかペアワークの相手がお互いに知っている仲なんですよね。一緒に生活している時間が長い相手なので、だから良く言えば「助け合える」んですけど、悪く言うと「ごまかせちゃう」んですよ。英語がちゃんとしてなくても表情とかフィーリングで伝わる部分もあったので。そういう面では、LinguaHackersでは相手をよく知らないから、ちゃんと説明することをしなければならなかった。それが一番大きな違いですかね。他の受講生も僕よりも全然喋れる子の方が多いなと思っています。僕の場合は喋るというマインドセットはできているものの、語彙とか表現力とかは全然足りてなくて。「あ、そういう言い方もあるんだ」と思うことが他の受講生の発言ですごく多いですね。単純にすごいって思います(笑)。


実は高校に上がってからは、学校の英語の授業がそこまでインタラクティブなものじゃなくなったので、このまま何もしないでいたら、確実に英語力落ちてくなという危機感もあって、LinguaHackersを受講することにしました。


いいですね!漣くんから見て、リンガハッカーズの一番いいところってなんでしょうか?

「英語を学ぶのではなく、英語を使って何かを学ぶ」というスタイルがやっぱり素晴らしいなって思っていて、それが他の英会話スクールとか塾とかにはあまりないスタイルだと思っています。最終的にやっぱり英語は言語であり道具であって、言語として英語そのものを学ぶっていうことにあまり重きを置いてほしくないと思っています。英語を使用して何かを学習するという方が、結果として英語が身についたという実感があるんですよね。そこがいいところですね。この考え方も中学校の英語の先生の影響があります。中学の最初に、「英語は道具で、最終的に何か目標があって英語を勉強するべきだ」と言われていて。その頃はまだ中学1年なので「ほ〜」と思っただけなのですが(笑)。学んでいくうちにだんだんその意味を理解してきました。


リンガハッカーズでの英語学習を通しての最終目標、最終的にはどうなりたいというのはありますか?

僕の場合は海外進学したいと思っているので、進学とか生活に問題ない十分な英語力をつけたいです。僕は今すごく教育に興味があって、日本の教育を変えたいと思っています。そのために、自分で世界の最先端の教育を受けておきたいと考えています。それで、海外進学したいと思っています。さらに海外で学んできたら、それを日本に持ち帰りたいというのが最終目標で、そのために今LinguaHackersで勉強をしています。


もし自身でリンガハッカーズを誰かにオススメするとしたら、どんなふうに説明しますか?

まず、英語はなんのために勉強するのかを説明して、そのうえでLinguaHackersではそれを学べると言うと思います。英語がツールだっていう考え方は、僕としては世間一般にはまだ薄いと思っているので、まずはそこを理解してもらった上で、LinguaHackersを進めると思います。

僕にとって英語とは「選択肢を広げるもの」なんです。最終的に自分がどこかで働くとなった時に、やっぱり自分がやりたいことができるところで働きたいじゃないですか。その時に日本語しかできなければ日本でしか働けないけど、英語が喋れるとそれだけでもっと自分に適している大学とか、もっと自分がやりたことをできる場所が見つかる可能性があがりますよね。それだけで英語をやる意味はあると思うんですよ。やっぱり自分のやりたいことや同じ考えを持っている仲間を見つけるためにも、英語ができた方が自分が思ってる人生に近づけると思っています。


ここまでプログラムの感想を聞いてきましたが、漣くん自身のことについてもう少し聞かせてください。

小学校の頃全く夢とか何がしたいとかがなくて、中学校に入ってなにか見つかればいいなと思って過ごしていました。なんとなく教育に不満があるなというのは感じていたので、日本の大学の教育学部とか検索していましたけど、なんかいまいちピンとこなくて。海外にも目を向けてみたら面白そうな大学がいっぱいあって、こっちかなと思いました。


さっき教育に興味があると言いましたが、日本の教育を変えたいと今は思っています。自分が通った中学校は、生徒側の不満を解消する努力をしてくれていた学校だと思うんですけど、そういう学校に通ってる僕でも日本の教育に不満を持っているので、普通の学校や日本の教育って、色んな問題があるのではと思っています。だから、まずは日本の学校を自分が通った中学校のように、もっと自分が興味のあることを選択して学べるスタイルにすればいいと思ってるんです。今こうやってオンラインとかも普及し、場所とかどこでもいい、校舎にも行かなくていい、授業の中で、実際に山に行ってみるとかあってもいいと思うんです。僕はじっと座って黙っているのがすごく苦手なので、学校ってもっと面白くていいんじゃないかと思うんです。100人いたら100人が学校行っててよかったと言える場所であるべきじゃないのかなと思っています。


今の段階ではあくまで机上論だし経験が足りないから、タクトピアのプログラムを通して、「こういうアプローチもあるんだ」ということを知れたことは本当にありがたかったです。最先端かどうかはわからないけど、少なくともこういうアプローチがあるんだということを知れたのは良かったと思います。


黙って座って自分の気持ちを言えない空間が本当に苦手、という漣くん。ひたすら意見を求められ意見を発し続けることを求められるLinguaHackersやタクトピアの研修は性に合っていたようですね。

小学生の時に受験のために塾に行ってたんですけど、僕、本当に塾が嫌いで。自分の意見を言わずにずっとじっとしているのは息が苦しくなるんです。お正月の三が日にも集中講座があったりしたんですけど、それもなぜ三が日にわざわざやる意味がわからなくて行かなかったんです。後で聞いたら塾で行かなかったのは僕だけだったんですけど(笑)。でもそれは母も「行かなくていいよ」って許してくれましたね。


漣くんのお母さんとしてはどうでしょうか? (新型コロナの影響で、ご自宅にてオンラインでインタビューをしていたところ漣くんの「お母さん」というワードを聞きつけたお母様が飛び込みでインタビューに参加してくれまし た!)

いやもう、本当にありがたくって。この新型コロナウイルスで学校とか急に全部なくなってしまって。それで子どもはもちろんなんですけど、私たち保護者も本当に戸惑っていたんです。そんな時にCHATOIA!とかLinguaHackersに出会って、もう今までの古い価値観は全部壊して、新しいものを作って行こうというタクトピアの姿勢に励まされて「あ、なんか大丈夫だな、新しい時代が来るんだ。前を向いていけば大丈夫なんだ」と私も本当に励まされました。本当にタクトピアの皆さんにはお礼がいいたいと思って、この今日のインタビューも元々、最後の方ちょっとお礼を言いに行かせてくれと言ってたんですよ(笑)。もう昭和の価値観は1回手放さなきゃダメだなと思いました。そこを教えてくれたタクトピアのプログラムには本当に感謝しています。CHATOPIA!も時々一緒に見ているんですけど、大人が見ても面白くて(笑)。本当にとにかく続けてもらえたらありがたいなって思ってます。


お母様からの言葉、本当にありがたいことです。励みになります! 「僕、もっと喋りますよ!他の社員さんもいないんですか、もっと喋りたいです!」と言ってくれた漣くん、熱いお話、ありがとうございました!