真の国際交流のために、今できること〜先生からの素敵な言葉

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  • コラム
  • 2021/01/10

真の国際交流のために、今できること〜先生からの素敵な言葉

昨年神奈川県の山手学院さんで実施したGrassroots innovator Programについて、担当の先生より素敵な言葉を寄せていただきました!

半世紀以上も続けてきた北米研修が中止になり、国際交流の道が閉ざされたように思えても、自分たちの足元=Grassrootsから始められることはある、という力強いメッセージです。タクトピアは、今後も多くの中学校・高等学校の先生方や生徒の皆さんと共に、21世紀の新しい学びを共創していきたいと思います!

<山手学院中学・高等学校の先生より>
中学三年生、高校一年生が参加したアントレプレナーシップを学ぶ講習が12月20日の発表をもって終了しました。 前期は、「Grassroots」というその名前が意味する通り、自らの足元に根差す問題を掘り起こし、それを解決するプロダクトを提案していくことをメインに行っていきました。生きていくこと。それが意味することはあまりに広範です。今日、どの弾丸にも当たらないこと、あるいは、何か食べるものを手にすること、それを手にすることが精いっぱいの人もいれば、10年先の未来のことを考えて施策を立てられる人もいます。SDGsは大切な世界のスローガンであっても、一秒先の未来を考えることもできない人が数えられないくらいいるのがこの世界の現実です。その現実の中で、「国際交流」を謳う山手学院に何ができるのでしょうか? 今年、50年以上続けてきた北米研修は中止せざるを得ませんでした。オーストラリア研修もしかりです。残念な思いをした生徒の皆さん、保護者の皆さんの気持ちは本当に計り知れません。 しかし、本当の国際交流はこれからです。 私たち山手学院の人間は、少なくとも、一秒先の未来を考えることができます。 しかし、そうでない人のいるこの世界、そして、コロナ禍で未来を閉ざされたり、幼いころからの夢、あるいは自らのすべてを断ち切らざるを得なかった人たちのいる中で、国と国、人と人をつなげていく「交流」を源にした、明るい未来を作っていくために何ができるのでしょうか?山手学院は、「世界を舞台に」活躍する人間の育成を理念としています。「世界」とは、単に地図上の文字化された国々を指すのではないでしょう。一人一人の心の中で作られた「世界」。長い歴史の中で作られてきた文化・歴史・芸術といった「世界」。「世界」とは恐ろしく広く深いものです。その中で信頼を得るとはなんと困難なことでしょうか。 しかし、私たちができることは一つしかないでしょう。すなわち、自らの足元の問題を解決すること、「Grassroots」です。 遠くの大きな問題を指摘することは一見もっともなことですが、私たちはまず自分たちが解決すべきことを一つ一つ具現していくことで大きな問題を解決する道筋を作っていけるのではないでしょうか。その積み重ねこそが、真の国際交流につながると考えます。 今回コロナ禍の中で、生徒たちは真摯に自らの問題を他者とともに向き合ってきました。そこでは、タクトピアという、新しい教育の形を具現しようとするベンチャーの方々が舵取りをしてくれました。オンラインや企業訪問など、その生徒に即した様々な形のアプローチを提供してくれ、常に生徒一人一人に寄り添ってくれた教育の在り方。それは、最先端の方法を駆使しながら、昔から変わらない、最も大切な「心に寄り添う」教育そのものでした。 学校と教育ベンチャー企業が共同で行っていくプログラム。そこにはもちろん全く異なる土壌ゆえの課題もあります。しかし、未来を創る子供たちを育てるという共通の理念のもとでそれぞれの力を合わせていけば、これからますます、子どもたちにとって,世界にとって、持続可能な未来形成に寄与していくことができるかもしれません。